第参話:バンドネオンの入手方法に就いて

第参話:バンドネオンの入手方法に就いて

ちわ、外道のマルヤマです。

今回は単なる外道としてコラムを執筆?   いえ、横着なだけです。

 

いよいよバンドネオンの入手方法の説明をしたいと思います。

このコラムを見てそろそろ購入意欲が湧いてきたのではないでしょうか。

 

「バンドネオンは難しそうだから」

「バンドネオンは高い」

「小学校のころ音楽 3だったのを思い出した」

「鍵盤でないのが嫌だ」

 

バンドネオンを一度触ったらそのような考えはどうでも良くなるかもしれませんよ。

 

新興の2団体を紹介致します。

東京の四ツ谷では「バンドネオン友の会」なる集まりが月一回催されております。

団体名「バンドネオン友の会」

https://www.facebook.com/homeri.bandoneon/

会場:小さな喫茶店 homeri ホメリ
〒160-0008 東京都新宿区三栄町25-33 Bow2F

2018年5月から突如始まった バンドネオンに特化したサークル。プロアマ不問。
楽器をもっていなくとも興味ある人の参加もOK!

コンサーティーナなどダイアトニック系も大歓迎です!

そして、秋田のバンドネオンクラブ「FUEGO AKITA」も発足されました。

東北の方、是非!


団体名「FUEGO AKITA」
代表者「佐藤 靖成」
連絡先「elekki33@gmail.com」
申込先「https://www.facebook.com/FUEGOAKITA/」

秋田のバンドネオンクラブ、FUEGO AKITAです。
バンドネオンを知って、聴いて、触れていただく機会として不定期の練習会、体験会を開催しております。(楽器貸出有)

 

おお!なんと素晴らしいことでしょう!

このような新しいムーブメントがきっかけでバンドネオンされる方が増殖すれば、愉快な世の中になることでしょう。

そして、かくなるうえはこのマルヤマが 「宗教法人 バンドネオン教団」を設立するしかありませんな。バンドネオン信者になりませんか?

そこのあなた、バンドネオンを買わないと不幸になりますよっ!(いきなり霊感商法)

 

日本円をバンドネオンに変換せよ!

中古のバンドネオンを買うという行為、そして第一回でも少し触れましたが「新品のバンドネオン」の購入について説明します。

 

今後、日本円の価値が下がることはあってもバンドネオンの価値は下がりません。

貯金なんぞやめてバンバン変換してしまいましょう。

 

そうです、バンドネオンを購入する事こそが真の「蓄財」なのです。

マネー派(?)のバンドネオン野郎の方は投機目的で買うのもおもしろいかも知れませんよ。

 

迷っている方のために購入する理由を筆者の方であらかじめ用意しておきました。

さあ、好きなものを選んでください。

 

①自分へのご褒美として

②これこそ次世代の携帯ゲーム機だ!

③造幣局の紙切れよりはマシだぜ

④宝くじが当たる気がするから大丈夫、というか次回当たるはず

(注:筆者はくじ買うくらいならバンドネオン買いますがね)

⑤とにかくバンドネオン買わなきゃ死ぬ

 

 まず、中古のバンドネオンですが、「ヤフオク」や「ebay」などを含む個人売買、あるいは国内外の楽器販売店で購入が可能です。

 

ご存知の通り、中古の中ではライニッシュ式配列のビンテージバンドネオンが最も高額です。アルゼンチンタンゴに適した独特な音色に魅入られている方が多いからです。

この音色はソフトウェア音源などでもまだ再現ができておりません。

音色に興味がある方は、録音環境を整えてスペクトラムアナライザ(Spectrum analyzer)を購入するなどして周波数解析に挑んでみてください。

そして、波形解析マニアになって各種機材を衝動買いし、借金を返済するためにバンドネオンを放出しましょう。(嘘)

ところで、バンドネオンの音色は実は単純なものではありません。

その音色は、複数のリードが同じプレートにリベット留めされていることで、隣接する音階に付随して発生する倍周波やらノイズやらが良い具合に合成され、特有のハーモニクスが得られることに起因しています。

ボタン配列が違えば、リードの配列つまり得られるハーモニクスも異なるものになります。

加えて、長年弾きこまれることによって鳴りやすさが増すように、ある程度のリードの劣化や疲労もファクターといえます。

ただし、過去のオーナーがどのような弾き方をしていたかによって楽器の状態は異なります。

例えば、押し弾きを全く行わないオーナーだった場合、あなたの手元には開き弾きと押し弾きの音色にかなりのギャップが生じたバンドネオンがあることでしょう。(これ、よくあります)

ここまで音色に限定した話でしたが、

コンディションに関してはさらに様々な要因があります。

 

過去のオーナーがどのような運用、保管をしていたか、あるいはどのようなメンテナンスを修理師に依頼していたかによって、それぞれのバンドネオン固有の脆弱性が決まります。

中には、その場しのぎの悪質な修理を施しているものもあります。

加えて製造時の個体差も有ります。
例えば、ボタンの間隔がやや狭いものや、やや広すぎるものも存在します。

ビンテージバンドネオンを購入する場合はそれらを把握し、うまく付き合っていく必要があります。

スペア楽器として2台目、3台目が欲しくなったときには、似たようなコンディションのバンドネオンが欲しいところですが、総合的に近いコンディションのものを手に入れるのは難易度が高いです。御縁に身を任せるしかありません。

バンドネオンの値段について

さて、バンドネオンの相場についてです。

戦前製のライニッシュ式配列で即演奏可能なコンディション(全調律済)なら 60-80万円程度。(今後も上昇し続ける傾向にあります)

20万円の幅は外装装飾の有無です。

楽器としての性能のみを求める方は外装無地のものを選ぶとリーズナブルでしょう。総螺鈿のものと比較すると -15~20万円くらいです。部分的な装飾があるものはこの中間くらいの価格と考えてよいです。

極美品ならそれを上回ることがありますし、コンディションが劣るようなら減額になります。内部の下見なしにこれを判断するのはほぼ不可能です。

またAlfred Arnoldのバンドネオンは、グリルの格子のデザインで「一期」「二期」といったおおよその製作時期の区分がありますが、とりあえず戦前製のものであれば上記の価格帯で取引されます。

製造番号のスタンプでのおおよその製造年判別も可能ですが、説明が複雑になるためこのコラムでは触れません。

バンドネオンはアコーディオンやバイオリンと違い価格のレンジは狭いです。最大価格は 100万円以内です。某弦楽器のようにウン千万円、ウン億円というようなバンドネオンは存在しません。

「気軽に始めたいと思ったのに60万円も出せるか」という方はライニッシュ式配列以外のバンドネオンを狙うと良いです。

即演奏可能なコンディションのアインハイツ式は 25万円、ペギュリ式が 30万円程度です。

シングルリードの練習用バンドネオンなら10万円以内で買えるでしょう。

目利きの方はあえて修理が必要なバンドネオンを安めに狙うというのも良いです。

 

ただし、修理代が思ったより高くついたり、あるいは修理不可能な厄介なバンドネオンを購入してしまった場合は自己責任になります。 甘く見ているとエライ事になります。

うっかり呪われたバンドネオンを入手してしまった場合も自己責任になります。

アンティーク品ですのでそういうのも含めて楽しんでください。

ヤフオク「https://auctions.yahoo.co.jp/ 」

ebay「https://www.ebay.com/ 」

「ヤフオク」はたまにバンドネオンの出品がございますし、皆さんご存知と思います。

あらかじめ「バンドネオン」とアラートに登録しておけば出品されたときにお知らせメールを受けることができます。是非ご活用ください。

「ebay」に関してはドイツ、米国、フランスにバンドネオンの出品が多いです。

「ヤフオク」、「ebay」共に共通ですが、気になる点は入札前に質問をしましょう。

記載外の瑕疵については基本的に落札者の自己責任になります。

 

にもかかわらず肝心な楽器内部の写真を載せない大馬鹿非道下衆出品者が居りますので充分に注意をしてください。

 

全く悪気が無い人も居ますが、やり手の出品者は「詳しくないから中の写真は撮れない」「代理出品なのでよくわからない」等と巧みな言い逃れを用意しております。

 

オークションは「修羅の世界」であると心得てください。

「ebay」で英語やドイツ語でのやりとりが不可の方は代行業者を介して問い合わせや入札をしてください。手数料はかかりますが、欲しい物を逃す事のほうが損失は大きいと考えると気が楽です。

出品者の状態説明が不十分であったり、出品者に相場の感覚がない等の要因で状態が良いにもかかわらず安く買えた場合はラッキーです。

一応、南米にも「ebay」に相当するサイト「Mercado Libre」というものがありますがここでは詳細説明は致しません。

Mercado Libre(メルカドリブレ)

https://www.mercadolibre.com/

ここで、ブラジルやウクライナの出品物を狙うのはおもしろいかもしれません。

第一回で触れたとおりアルゼンチンのビンテージ品はアルゼンチン外への輸出ができないので注意してください。

無理に購入しようとしてトラブルに巻き込まれたり、逮捕・拘束・尋問・市中引き回しの上獄門に処されても筆者は一切関知しないからそのつもりで。

 

あと、個人売買に関してです。

これは修理業者やバンドネオン関係者の紹介で購入が可能であればかなり安心です。

 

ただし、バンドネオンを始めたいからといってバンドネオン奏者に対し、楽器の仕入れを依頼するような問い合わせをみだりに行うと大迷惑となります、ご注意。

 

ここまで中古のバンドネオンを購入する方法を説明しましたが、実は良いバンドネオンを手放す人はなかなか現れません。

 

熱心に練習を続ける方は理由が無い限りお気に入りの楽器を手放すことはありません。

 

コレクターによる在庫放出か、志半ばでバンドネオンを辞めた方による放出を待つしかありません。

 

「そんなん待てるか」と、私のように短気な方、居りますね?

大丈夫です。次に進んでください。

 

新品バンドネオン、今買えば数十年後はビンテージ!

 

「バンドネオンが手に入らないから始められない」という方に朗報です。

新品バンドネオンを買うのです。今すぐオーダーです。

想像し難いのかもしれませんが、ビンテージのバンドネオンだって作りたては新品だったのです。

ということは、今新品で購入したバンドネオンが時間経過とともにビンテージバンドネオンに変化する事は必然です。自分の演奏技術の成長と共に楽器を弾き込んで変化させる楽しさも味わえます。

「ビンテージに比べて音色がイマイチなんでしょ?」
「アルゼンチンタンゴを弾くなら、やはり戦前のAAが至高」

という方、

新品のバンドネオンに80年以上経過したバンドネオンと全く同じ音色を出すことを期待するのは笑止千万!

「新しいバンドネオンの良さを発見しよう。音色が違うならアルゼンチンタンゴ以外のジャンルを開拓しよう」という気構えが少~しくらいあっても良いのではないですかね?

バンドネオンはアルゼンチンタンゴだけのものではありません。何を弾こうがオーナーの自由です。

既に自分の体に相性の良いバンドネオンをお持ちの方は良しとして、

 

・新しくバンドネオンを始める方

・古いバンドネオンが抱えている問題点、故障頻度、スペアで買った楽器との個体差にウンザリした方

 

は、前向きに新品バンドネオン購入をご検討ください。価格はビンテージバンドネオンとさほど変わりません。

 

また、新品バンドネオンには現代の技術でなければ作る事ができないような部品も使用されております。(象牙のボタンは除く)

 

当然ながら個々の部品の精度はビンテージバンドネオンのそれより優れております。

 

お前はもう…買っている…… !!

 

新品バンドネオンの注文を行うにはサイトやeメールを介して製作者に連絡を行う必要があります。当然ながら日本語は通じません。

代行業者を介しても良いですが、楽器の知識がなければやりとりはほぼ不可能です。

注文の際、あなたは製品についての問い合わせや、希望する仕様を業者に正確に伝達できなければなりません。

 

これは逆に言うと、まだ世の中に存在しないあなた仕様のバンドネオンの製作を依頼することも可能であるということです。こんな楽しいことはありません!

ただし、作業の手間がかかる内容ですとオプション料金が発生することがザラです。

例えば、外装に豪華な螺鈿模様を付けると当然ながら高額となります。

 

・オリジナル方式のボタン配列のバンドネオン

・オリジナルカラーあるいはオリジナルデザインの外装装飾を施したバンドネオン

 

はもちろんですが、

 

・左利き仕様のバンドネオン:左手と右手レイアウト反転、ボタン配列も左右反転、左手側に空気抜きレバー設置

 

・アラビア音階(マカーム)に対応したバンドネオン(音域の広さを犠牲にする)

 

のようなものも世の中に存在しても良いかと思われます。

 

このような厄介なオーダーも業者によっては対応可能ですが、幾らかかるかは都度問い合わせが必要です。

ただし、規格外な仕様での製作を一切断る業者も居りますのでご注意ください。

 

ここで、バンドネオンを製作あるいは販売している業者を以下におおよそ列挙します。

バンドネオンが絶滅危惧種などとはもう言わせませんぜ。

 

[ドイツ]
Uwe Hartenhauer
http://www.bandoneon-hartenhauer.de/

 

Uwe氏はHarmona社でチューニング担当を長年務めた経歴の持ち主。1991年からバンドネオン製作販売を行っている。

バンドネオン1台に対し約4週間みっちり時間をかけて丁寧に仕上げると豪語している。Bandoneon UHは戦前のAlfred Arnold社製バンドネオンのクオリティに現在最も近いと言われている。各種仕様のバンドネオンの製作にも対応可能。

 

ライニッシュ式配列をベースにした高級モデル ‘’Ebony Villena Concertist’’ は驚異の79ボタン(158 Tone)を誇る! 果たして君は使いこなせるか!?

Bandonion- & Concertinafabrik Klingenthal GmbH
http://bandonionfabrik.de/en.html

楽器製作を手がけるのは Ralf Skala氏。Alfred Arnold社を正式に継承し「AA」のトレードマークを用いている。旧AAバンドネオンを用いた音響、材料及び機構の物理的な測定試験を行い、新製品に反映しているご様子。またスペアパーツの販売も行っており、旧AAバンドネオンとの互換性についてもほぼ問題なしとのこと。

 

なんと、外装は3色、蛇腹の模様は6種類、ボタンは3色から選択可能だ!

組み合わせが楽しくてうっかり 256台くらい買ってしまいそうで怖いですな。仕様説明の 「Single Action」 とは Uni Sonicのこと。現代の有名奏者の名がモデル名に使われているのもユニーク。

Klaus Gutjahr
http://www.klausgutjahr.de/

Klaus氏は50年以上バンドネオンの製作に携わっているだけではなく、自身がプロのバンドネオン奏者そしてバンドネオン教師でもある。

過去にHorner社、Premier-Bandoneonbauとして楽器製作を手がけていたが、それから幾度の改良を重ねており既存のバンドネオンとは全くコンセプトが異なる仕上がりになっている。ノイズを抑えたクリアな音色でハーモニーが甘美である。気密性が高いためスタッカート奏法には不向きだが、発音のダイナミクスレンジが広く強弱の表現がつけやすい。という特徴が挙げられる。

 

 

Handzuginstrumente Carlsfeld(Robert Wallschläger)

http://www.hzi-carlsfeld.de/19.html

RW Bandoneonの製作者 Robert氏は2002年より復刻バンドネオンの製作販売に携わっている。各種仕様のバンドネオンの製作に対応可能。コンサーティーナ、ボタン式アコーディオンも製作販売している。バンドネオンの本場 Carlsfeld!

[ベルギー]
Harry Geuns
http://bandoneon-maker.com/harry-geuns-bandonions-professional-model/

1987年からバンドネオン製作に取り組んでいる。AAバンドネオンの再現品としてドイツのUH Bandoneonに匹敵する高いクオリティを誇っている。基本価格は 4,850€。

外装は黒か茶の2種類、蛇腹は3色から選択可能。http://bandoneon-maker.com/gustav-marble-paper/

 

Student modelはシングルリード 2,200€(ソフトバッグと教則本付き)、ダブルリードは 3,600€、さらに学割にも対応とのこと!

お問い合わせは geunsharry@telenet.be まで!

[スペイン]
Bakuneón(Nicolás Córdova Olivos)
http://bandoneonesbakuneon.com/es/inicio/

製作者のNicolás Córdova Olivos氏は元フルート奏者で「Bandoneón Olivos」というライニッシュ式142Toneの楽器を製造販売している。これもAAの再現品と思われる。基本価格は 3.500€。
亜鉛のリードプレートはチェコ産のものを使用。グリルの抜き方が幾何学模様で独特だ。

[イタリア]

Scandalli Accodions

http://www.scandalli.com/

紹介動画 https://www.youtube.com/watch?v=eG6Ojqcn__U

イタリアのアコーディオン製造会社。「Scandali Bandoneon」は152 Tone(右 39ボタン、左 37ボタン)。Uni-Sonic(Peguri System)のものもラインナップされている。

 

Beltango Quintetoを主宰するプロバンドネオン奏者 Aleksandar Nikolic氏がこの楽器の開発に協力している。

https://www.beltango.com/about/members

 

Victoria Accodions
https://www.accordions.it/catalogo/fisarmoniche-a-bottoni/bandoneon/

世界的に有名なイタリアのアコーディオン製造販売業者。

アストル・ピアソラ氏をリスペクト及びオマージュし、「Astor」という名称のバンドネオンを製造販売している。これもAAの再現品。「Astor DA、Astor DT」がBi-Sonic、「Astor CA、Astor CT」がUni-Sonic。コーナーにリラ(竪琴マーク)が無く、グリルの抜き方は戦後のAlfred Arnoldと同じデザインのようだ。Goldに輝く蛇腹の金具が渋い!

 

 

 

Pigini
https://www.pigini.nl/product/bandoneon-adrian/

http://www.pigini.homepage.t-online.de/PIGINI_BANDONEON.htm

アコーディオンメーカーとしてその名が知られており、「Bandoneon Adrian」を展開している。これはAAの再現品というコンセプトではない。Uni-Sonic(Peguri System)が基本だが、要望すれば Rheinische式配列にも対応してもらえそうだ。

[アルゼンチン]

Baltazar Estol

https://baltazarestol.wordpress.com/

紹介動画有

https://www.youtube.com/watch?v=SdCPDahG54U

ベローズ製作担当は Enrique Rial氏、調律担当は Luciano Dujmovic氏

グリルの抜き方も吸気口のプレートも独特なデザイン。発音が抜群に良さそうな楽器だ。

なんと、最強のベテランバンドネオン奏者 Rodolfo Daluisio氏も愛用されているではないか!(ビンテージのAAも引き続き愛用されているようです)

お問い合わせは baltazarestol@gmail.com まで

 

La Casa del Bandoneón(Oscer Fischer)
http://www.lacasadelbandoneon.com.ar/OscarFischer.html

「Fischer Bandoneón」をアルゼンチン国内で生産、販売。リラのFのマークとヘッドの側面にデザインされた穴が特徴。外装色は Black、Brownのみならず Whiteも有!

亜鉛のリードプレートはチェコ産のものを使用。

 

このFischer Bandoneónの最大の特徴は、リードプレートを交換するだけでBi-SonicとUni-Sonicの切り替えができるようになっている点だ。両方気軽に試せるのは画期的と言える。

最新機種の予約・お問合わせは info@lacasadelbandoneon.com. ar まで。

Fuelles Fredes(Juan Pablo Fredes)
専用サイト無し

https://www.facebook.com/juan.fredes.370

紹介動画有

https://www.youtube.com/watch?v=Ckur8W4RoJc

子供向けの軽量で安価なバンドネオンを製作。価格は日本円で10万円弱。アルゼンチン国外への販売を受付けているかは不明。未来のバンドネオン奏者を積極的に育成していこうという姿勢が凄い。

 

[ブラジル]

Bandoneon DQ (Daniel Eduardo Quandt)

専用サイト無し

https://produto.mercadolivre.com.br/MLB-877105123-novo-bandoneon-dq-142-tons-_JM

https://www.facebook.com/bandoneondq/

Bandoneon DQ。ブラジル国内の材料でBandoneonを製作、販売、ブラジル、サンタ・カタリーナ州、ジョインビッレ所在。

本体価格 R$ 14.000(単位:レアル) = 約 47万円? (2018年11月現在)

これはリーズナブルだ!

 

 

 

いかがでしたか?

 

他にも製造業者は存在するようですが、今回はここまでにしておきます。

バンドネオンの製造販売を開始する業者は今後も増え続けることでしょう。

 

個人的にはAAの再現品に留まるのではなく、より斬新な新次元のバンドネオンが世の中に出現したら楽しいなあ と思います。(使いこなせるかは別として)

 

とりあえず、以下にまとめました。

 

 

中古バンドネオン

 

[メリット]

・長年にわたって弾きこまれているため、音色が味わい深く魅力的である。ライニッシュ式配列の戦前のAAはアルゼンチンタンゴにおいて定評がある。

 

[デメリット]

・過去のオーナーの使用方法、保管方法によってコンディションが決まる。

・美品からダメージが大きいものまで様々なものが存在する。製造時の部品の精度のばらつきによる個体差も激しい。

・いつ入手できるかわからない。また、自分の好みのバンドネオンに出会えるとは限らない。

 

新品バンドネオン

 

[メリット]

・オーダーすることによって自分好みの楽器を仕立てることも可能。

・部品の精度はビンテージバンドネオンより優れている。スペア楽器も安心して買える。

・自分で弾きこむことにより楽器を徐々に変化させる楽しみがある。

 

[デメリット]

・ビンテージバンドネオンと全く同じ音色は出せない。出すとしたらかなりの年数を要する。

・Stock販売をしておらず、オーダーを受けてから製作に取り掛かる業者がほとんど。納品まで数ヶ月~半年くらいかかるものと思って頂きたい。

 

 

 

 

次回、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

外道バンドネオン奏者 マルヤマ

[経歴]
1982年静岡県生まれ。東海大学電子情報学部電気電子工学科卒業。電子音楽の研究、電子楽器の衝動買いなどをするうちに何故かバンドネオンの魅力にはまり、2012年より小川紀美代 氏にバンドネオンを師事。2018年9月より蛇腹党に入党し、外道バンドネオン伝道師として自身の独断と偏見に基づいた記事を執筆している。