蛇腹警察Vol.2 オワリズム弁慶

毎回蛇腹楽器を取りまく人々にフォーカスしていくコンテンツ「蛇腹警察」

第二回目は2020年1月26日にワンマンLIVEを控える、日本で今一番ホットな、

アコーディオンが所属する大所帯バンド「オワリズム弁慶」さんです!

※蛇腹警察のコンセプトは「蛇腹を見守る人々」なのでアコーディオンのメンバーのしおりさんではなく、リーダーのフクシマヂロウさん(以下:フクシマ)、ドラムスのナマイトシユキさん(以下:ナマイ)、ベースの平國臣(以下:平)さんにお話を聞きました。

 

アコーディオンがいる大所帯バンドって今日本ではオワリズム弁慶さんだけですよね。そもそもこの一風変わったバンドのコンセプトや現在の編成が誕生したきっかけを教えてください。

 

フクシマ:当初、僕とナマイでオワリズム弁慶とは別のバンド活動をしていたのですが、僕とナマイ以外のメンバーが前日に朝まで飲んだかで泥酔して練習をすっぽかした事があったんです。

それに大分怒りまして・・そこから僕ら2人で始めたバンドが前身のユニット、「オワリズム」でした。だから元々は2人組だったんです。

ナマイ:当初あまり真面目に音楽をやるとか全然そんな感じではなく、シュールな事をしていて1曲1秒とか、5秒の曲を30曲やるとか、曲をやりますっていって演奏しないとか、そういうことをお笑いみたいな雰囲気でやってました。それがいまから10年くらい前のことです。

 

そこから10年かけて今の30人規模になったんでしょうか?

 

フクシマ:まあ経緯はあって、当時はお笑いとかシュールな演奏とかそういうネタ的なことをメインでやっていて、そんな中で30曲の中の1曲だけいきなりメンバーが30人とかに増えたら面白いなって。

ナマイ:演奏するという概念ではなく、人数が突然増えて曲が終わったらまた2人の演奏に戻るっていう事をやりたいなと。それが2008~9年位で、そこから本当にメンバーを集め始めたのがきっかけですね。

 

なるほど、そのような経緯があったわけですね。現在演奏メンバーやスタッフ含め総勢何名所属しているのでしょうか?

フクシマ:現在増えに増えて恐らく50人はいるかと思います。ステージ上の人間だけじゃなくてそれを支えるスタッフ達もメンバーと同じように扱っていますので、余裕でそれくらいは超えていると思います。もちろん増えると同時に去って行った人もいますので、出会った人たちという面では活動した10年間で恐らく100人以上の人間とやりとりしてきたんじゃないかなあと思います。色んな形態で加入してきてくれてこの人数にはなってますが、基本的にメンバーの友達、知り合いという所から仲間集めがスタートしているので自然と仲良くやれていると思います。無駄に仲がいいかと。

 

やはり一風変わっていますね。そして現在アコーディオンが加入したことで蛇腹を見守る人々になってしまったわけですが、どんな気持ちでしょうか?

 

フクシマ:30人もいる爆音ロックバンドに向かってアコーディオンを持って突っ込んできてくれた事を凄く勇気あると思っています。相当なやる気と野心が無いとなかなか出来ない事だと、加入時から非常にやる気を買っておりました。おい!平然と食ってんじゃねえぞ(しおりさんカレーを大人しく食すも脅される)

 

大所帯バンドでアコーディオンがいることで気を遣っている事、大変なことはありますか?

フクシマ:サウンドの話になっちゃうんですけど、5~6人編成だとしても音色と音量面の取り扱いとしてはどうしてもギターなどの電気楽器に勝つのが難しいんですよね。だから音響面での調整は最初一年ほど苦労しました。でも最近はかなり試行錯誤して機材の相談も色々してきたのでアコーディオンの頭角が現れてきたと思いますし、大所帯の中でアコーディオンの音を聴かせる事に関してはしおりさんも非常に努力していると思います。普通のアコーディオン奏者には無い考え方で挑んでいると思います。

 

アコーディオンが加わる前はアコーディオンという楽器にどんな印象をもっていましたか?

又、しおりさんに今後どんな事を期待していますか?

フクシマ:楽器の印象としてはどうしてもアコースティックなもの、牧歌的な印象がありますのでこのバンドをもってその印象を変えていきたいですね。成長についてはやる気がある人は勝手に成長していくかと思います。そういう面でしおりさんに心配は無いです。切磋琢磨、頑張らないとやばい世の中なんで、一緒に頑張って行こうと思います。

 

オワリズム弁慶の世界観やコンセプト、ミュージックビデオや小道具などすごく凝っていますよね。

又、ライブ中に食べ物を配る「大飢饉食堂」や、弁慶さんの設定など、普通ではやらない演出が凄く面白いのですが、このようなアイデアはどのように出て来るのでしょうか?

フクシマ:僕とナマイによる本気の冗談のせめぎ合いによって産まれています。

より面白いことを言った奴の勝ち、というスタンスです。また、全メンバーから出てくる様々なネタを採用して今までに至っていると思います。

冗談で始まったアイデアを本気でやるっていうことを大事にしています。

 

有難うございました!

 

2020年1月26日(日/昼)@代官山 晴れたら空に豆まいて

 

オワリズム弁慶結成拾周年記念単独公演

「時慶じかけのオ弁ジ」

 

出演:オワリズム弁慶

 

会場:代官山晴れたら空に豆まいて

開場:11時30分

開演:12時00分

チケット:3000円(+1D代別)

学生割引:1500円(+1D代別)要学生証提示

予約特典として限定粗品贈呈!

 

弁慶公式予約:owarhythm@gmail.com

 

会場予約:03-5456-8880 / ticket@mameromantic.com

 

————————————–

オワリズム弁慶公式ホームページ:https://www.owa-benkei.com/